どうも、ほるまです。
今回はメダロット2~の頃の昔話。
ざっくり「イッキの頃・前編」としてみます。
子ども向け漫画で重要なのは、「ターゲットにぴったり合わせてはいけない」って事です。
成長期にある子どもには、ちょっと背伸びしたくらいの内容でないと「幼稚」のレッテルを貼られかねません。
例えば、「子ども相手にうんこネタ」は鉄板ですが、あれでさえ、本当は自分も好きなのに「ああ、同級生はそういうの好きだね」みたいな反応だったりします。
特に、コミックボンボンの読者層は、ね。
ちなみに女児は男児よりさらに「おませさん」なので小学校高学年女子向けの漫画の主人公は高校生だったりします。
でも、彼女らはまだ高校生の脳を理解出来ないので、「中学生みたいな行動パターンの高校生」になっちゃうんですけどね。
ちなみにちなみに、老人用紙おむつや入れ歯安定剤のCMには、まだちょっと若い人が採用されていますね。
子どもが「育ちたい」という理想を抱くように、老人は「若くありたい」という理想を抱くからですね。
みんな、現実を直視したくないわけです。
で、「背伸び」にもいくつかの方向性があります。
なにも成長は年齢だけではありません。
「今よりもっと力強く」とか
「今よりもっと情緒豊かに」とか
「今よりもっと利口に」とか。
当時のコミックボンボン誌上では多くが「今よりもっと力強く」でした。
そこへわざわざ同じ方向の漫画を掲載する価値があるかどうか怪しいので、避けました。
次に多かったのは「今よりもっと情緒豊かに」でした。
この場合、ギャグ漫画が該当します。
(少女漫画だと、恋愛物なんかはみんなこのカテゴリーですね)
わざわざ同じ方向の漫画を掲載する価値があるかどうか怪しいので、避けました。
一番少なかったのが「今よりもっと利口に」でした。
中学生になると考えはじめちゃうようなネタを集めました。
で、主人公の少年イッキには「難しいけど考えてみる」みたいな事を度々させました。
まぁ、これは「今よりもっと力強く」をメダロットがやっちゃっていて、イッキには何か他の事をさせなきゃならなかったという事情もありますね。
イッキは難しい事を度々考えさせられて、「答え」をほとんど出せていません。
答えを出すのが様式美なのですが、それをさせていません。
考えの答えというのは「◯◯を殴り殺した」とか「◯◯とチュウした」とかみたいに簡単に描いて良いものではありません。
「ほるまの答え」みたいなのを押し付けても、それは20歳代前半の人が出した答えですからね。
だからわざと答えは出させていません。
「様式美を好きな人」には嫌がられるんですけどね。
どうも、ほるまです。
今回はメダロット2~の頃の昔話。
ざっくり「イッキの頃・前編」としてみます。
メダロットが周囲の予想に反して売れたので、続編を作ろうという事になりました。
まずは、何も決まっていない所へとりあえずの「タタキダイ」を作りました。
続編モノ特有の「いちげんさんおことわり感」をなくすために主人公は変えました。
前作の主人公は成長させ、メンターとして登場させる事に。
変えたがらないオトナ達対策として悪ガキ3人組の配置や主人公が犬を飼っている事などはそのまま残しました。
人物相関図の形が全く同じでも良くないのでお金持ち少年とお金持ち少女は性格を変えて描いてみました。
お金持ち少年は前回は「クールで2枚目キャラ」でしたから「金持ちぶらない粗野で知略のキャラ」に変えました。
お金持ち少女は前回では「天然キャラ」でしたから「意地悪キャラ」に変えました。
悪ガキ3人を倒した後の新たなライバル達って感じです。
しかし、同時期に制作が進んでいたアニメのほうからお金持ち2人は前回と同じクールと意地悪天然でいきたいとのお話があり、それに合わせました。
この2人のキャラは何故か今でもタタキダイのラフ案がメディアでまるで決定稿のように扱われますね。
まぁ、今思い出されるのはそんな感じですわ…
※ブログ原稿を一部修正しました(2012/1/31)
あけました。
どうも、ほるまです。
朝から活動全開ドリンクを飲みました。
肝臓は活動限界っぽいです。
新年早々メダロットチームは色々動いております。
具体的な事は内緒だけどね。
個人的に聞かれたって教えてはあげられないぜ。
守秘義務ってやつだ。
おかしとかくれても教えてあげないぜ。
いっぱいおかしくれたら…いや、教えてあげないぜ。
まぁそのうち過去シリーズの裏話的なのは書きますんで、ね。
どうも、ほるまです。
今日は絵を2つ。
1つはメダロット3DS用に提案したデザインのうち、没になったもの。

採用になったものを「メダロット3DS新情報!」なんて勝手に見せるわけにはいかないけど、没になったものならね、良いでしょう?
「メダロット3DS新情報じゃない情報!」ですからね。
せっかく没になりましたから、何か他の仕事ん時にでも流用しましょう。
没なんですから、完全に「ほるまのもの」です。
もう1つは私がそこかしこでこっそり描いている「フルボッコちゃん」。
実は以前のデンゲキニンテンドーDSでの連載時にこっそりカメオ出演しておりました。
フルボッコちゃんの漫画は今の所こっそり「第1話」「第2話」「番外編」の3つが存在します。
こっそり、こっそりですけどね。
どうも、ほるまです。
今回はメダロットシリーズ最初の漫画「メダロット」の制作当時のお話。
当初、「自分はゲーム制作のみのお仕事で、漫画は他の方が描かれるのだ」
と思っていまして、自分が描く事になってビックリ、大変でした。
学生時代、漫画のお勉強を真面目にはしていなかったので、描き方もよくわかっていませんでした。
たしか第一話を描いている段階でまだキャラクター達の名前が決まっていなかったと記憶しています。
「メダルは六角形に決定!」と聞かされた時点ですでに円形のメダルを描いていて、描き直しました。
幼年誌(男児向け)の漫画主人公のほとんどが
「体育と給食が好きで勉強が苦手で正義感が強く情熱的で足が臭そう」という共通性を持っています。
編集さん曰く、「そういうのがウケるから」だそうですが、「根拠となるデータはありますか?」と聞くと、どうやら無さそうです。
漫画を描いてみるとわかるのですが、「バタバタ動く直情的キャラ」はストーリー上の多少の矛盾や問題点を踏みつぶして動いてくれるので描きやすいというだけの事な気がします。
作り手の都合でそういう主人公が多いだけで、読者の気分とは関係ないような気がします。
「体育と給食が好きで勉強が苦手で正義感が強く情熱的で足が臭そう」な人物に、共感や憧れを抱く小学生もいるとは思いますが、編集さん方がおっしゃるほど多くはないでしょう。
で、そういう主人公が存在する事を否定しているわけではありませんよ。
同じ雑誌に同じ様なのを並べてもサービスとしては得策ではありませんから、「体育と給食が好きで勉強が苦手で正義感が強く情熱的で足が臭そう」ではない主人公にしました。
漫画に関して練った策略はその程度。
なにしろ学生時代、漫画のお勉強を真面目にはしていなかったので、描き方もよくわかっていませんでした。
ただただ描くので精一杯でした。