どうも、「非実在科学」を描き青少年の健全な育成を阻害している、ほるまです。
シリーズものの新メインキャラクターをデザインする上でのちょうどいいバランスというのは、
「そのシリーズを好きな人には拒絶される大変化」
「そのシリーズに興味のない人にはどこが変わったのかわからない小変化」
この2つの条件の重なるあたりにあります。
ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムなんかもそこのバランスに気を使っていますね。
今回のクワガタメダロットは、そのバランス的にかなりスムーズに上手くいきました。
デザイン、ほぼ一発O.K.でした。
生き物をモチーフとしたデザインを考える際、連想される何かを混ぜるといいようです。
例えば「タヌキに茶釜」「キツネに神社」「クロネコに魔女」「カマキリに尼さん」とか。
自然物より、文化の産んだ人工物を混ぜた方が、上手く出来ます…少なくとも私はね。
そうでないと、「ディテールの少ない、ただの生き物の角張ったの」になっちゃいますからね。
今回のクワガタメダロットが何をモチーフにしているか、モーフィング風に描いてみました。

そでの家紋は本来後ろ側にあるものですが、それじゃ見えないので内と外の両方につけてみました。
袴や、胸元の手首がちょいポイントです。
今日はここまで。
次は、細部をちょっと。
どうも、ほるまです。
昨年、子ども向けの本で恐竜の絵を描きました。
モノクロですが、図鑑の様に正しく26種類。
正しくと言っても、もういない生き物ですから、専門家に監修者になっていただいてね。
監修者さんとのやりとりの回数は少ないほうがスムーズなので、わからない事は事前に色々調べたりしました。
まぁ、調べると面白いですね。
グレーゾーンっていうか、解釈の割れる部分は面白い。
で、ミクロラプトル・グイ。
脚にも翼みたいなのがありますね。
本では図の様に(図は本に載せた絵ではありませんが)脚を開かせました。
大まかに分けて「脚を開いて飛んだ」という説と「脚を揃えて垂らして飛んだ」という説の2つがあり、監修者さんは前者を選びました。
ほとんどの恐竜は後脚を開く事は出来ません。
つぅか、後脚を開ける恐竜の化石は発見されていないんじゃないでしょうかね。
多分、ミクロラプトル・グイはそこまで深く調べられていません。
でも、樹上生活に高度に適応したなら、脚を開ける種だったのかもしれません。
ググググレーゾーン!
もっと根本的な部分でも意見は割れている様です。
「そもそもコイツ、本当に空を飛べたのか?」ってトコからして、怪しまれています。
「飛ぶには重過ぎるし、重心の位置もおかしい体」だってぇのが、うまく飛べなかったんじゃないかと疑われているようです。
私は学者じゃないので、詳しいことはわかりませんが、想像してみるわけです。
楽しいから。
「条件A、Cが成り立ちうる、その中間点条件Bを求めよ」みたいなのはフィクションを作る方法によく似てるのね。
…彼らは樹冠生態系の住人だったのだとしましょう。
まぁ、多分そうでしょう。
普段は猿の様なゆっくりした移動で充分。
そうでない移動方法が行われたとすれば、それは「敵から逃げなきゃならない時」だったでしょう。
右を向いても樹冠。
左を向いても樹冠。
どこか特定の場所へ行きたいわけじゃなく、敵から離れたい状況。
なら「飛ぶには重過ぎるし、重心の位置もおかしい体」が充分に役立ったはずです。
不格好にグルグルまわりながら落ちたのだと思うわけです!
でっかいモミジの種みたいに。
予測不能(ご本人にとっても予測不能)な斜め下に落ちれば、敵は追って来られなかったでしょうからね。
ランダムなグルグルに拍車をかけた翼は、「どこかに適当に引っ掛かる」役目も果たしたでしょう。
ま、わかりませんが。
楽しいのは確かです。
ちなみに図の色彩はオオフウチョウをモチーフにしました。
これだけ派手な生き物でも、それなりにカウンターシェード(航空迷彩)っぽくなってるのね。
すごいのね。

どうも、ほるまです。
カブトムシメダロットはシリーズ通してほとんどが同じ種「日本のカブトムシ」がモデルね。
一部例外もいるけどね。
学名Trypoxylus dichotomus
旧カブトムシメダロット「デコトム」の名前は、この小種名dichotomusから。
今回のカブトムシメダロット「ガンノウズ」はカブトムシの地方名(方言みたいなのね)ガンノウから。
勿論、「銃の先っちょ」ともかけてるけどね。
外国には黄色っぽいカブトムシもいますけどね。
日本のは、黄色くないね。
じゃぁ、青いクワガタはいないのか?ってぇと、外国にはいなくもないのね。
凄いね、外国は。
クワガタメダロットは必ずしも毎度同じ種がモチーフなわけじゃないのね。
例えば旧クワガタメダロット「アドルフィン」はパプアキンイロクワガタがモデル。
学名Lamprima adolphnae
これも小種名が名前の元になってます。
パプアキンイロクワガタは体色に個体差(遺伝する)があってね。
青いのもいるのです!
今回のクワガタメダロットは日本のノコギリクワガタがモデルです。
名前の由来は、まぁ、ね…。
その辺をふまえて眺めると、胸の菱形の意味もわかるっちゅうもんですわ、ね。
どうも、ほるまです。
今日お見せするのは、デザイン第5案の後に描かれた第6案と決定稿です。
といっても、デザイン第5案のC案を正面図にしたものです。
広報用の(みなさんがよく目にする)正面図ですね。
あれの下描きです。
すなわちほぼ決定稿ですね。
これをイラストレーター(パソコンのソフトね)で清書するわけです。
このソフトはその名前の印象とちょっと違って図形用なのね、多分。
フォトショップの様に描くのとはちょっと(いや、全然)違います。
で、出来上がった物にさらにちょっと修正が入りました。
ツノの、先の数と根元の開きが変更されて決定稿となりました。
今日でカブトムシデザインの軌跡シリーズはおしまい!
どうも、ほるまです。
今日お見せするのは、デザイン第4案の後に描かれた第5案のA~Cです。
メダロットはゲーム上3Dで再現されるため、横から見る事を意識したデザイン案です。
Aはツノを正面を正面に向けたタイプ。
拳銃を意識して。
ネコミミに見えるのは、カブトムシの小さい方のツノです。
正面向きは、過去のカブトムシメダロットにも例はあります。
Bはツノを真後ろの向けたタイプ。
なんだかビッグチャップっぽいので、その様に呼んでいました。
保守派には刺激が強過ぎる様です。
Cはツノが無難な向きのタイプ。
現実にある機械、マフラーとエンジンをモチーフに。
あくまで、モチーフですよ。
マフラーとエンジンが頭にあるわけじゃありませんからね。
ツノが面白みに欠ける分、後頭部をゴチャつかせています。
今日はここまで!